米国国務省「外国語習得難易度」で日本語が最高難度にランクイン

「日本語は難しい」は本当?

「特に欧米圏の人々にとって、日本語習得はとても難しい」とよく耳にしますが、実際にどのくらいの難易度なのでしょう?

今回は、日本語の難易度を表すデータをご紹介し、その実態を見ていきます。

 

米国合衆国国務省公表の、言語習得難易度ランキング

米国合衆国国務省(United States Department of State)が公表した、言語習得難易度ランク(Language Learning Difficulty for English Speakers)というものがあります。

アメリカ外交官養成局(FSI: Foreign Service Institute、国務省の外交官育成機関)が、英語を母語とする局員が習得するのにかかる期間をもとにして各言語の習得難易度を一覧化したものです。

ここでは「習得」という基準を「日常的や専門的コミュニケーションにほぼ支障が出ないレベル」とし、『政府機関語学会議スケール(ILR)で、Speaking 3(会話レベル10段階レベル中6以上)とReading 3(読みレベル10段階レベル中6以上)を達成するのにかかった学習期間』を指標としています。

それを元に言語がカテゴリー1~5に分類されているわけなのですが、ご覧のように、日本語は最高難度のカテゴリー5にランクイン。しかも、*(アスタリスクマーク)がついており、「同カテゴリーの他の言語よりも難易度が高い」ことを示しています。

つまり、日本語は、唯一の”カテゴリー5+”として、最高難度に認定されているのです。

 

日本語習得にかかる期間

この表によると、日本語で「日常的や専門的コミュニケーションにほぼ支障が出ないレベル」に達するために必要な期間は、88週間(2,200時間)。1日3時間休みなく続けたとしても733日、つまり約2年かかります。

しかもこの指標の元になっているのは米国の外交官ですから、相当に高い知的レベルや学習コンピテンシーを有している人でも2年かかるということです。

日本語を勉強している外国籍ビジネスパーソンの皆さんが、いかに難しい課題に立ち向かっているのか、よくわかりますね。

 

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